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先日、保育園児のつぶやきに「ぼくいそがしいねん」と自慢げに話してくれる年長児の姿がありました。異年齢クラスでどっぷり過ごした時間と比較すると、登山や自然合宿に加えて、英語に親しむ時間(外国のお友達と仲間になれる)習字(正確に伝える姿勢)、スイミング(深い水の危険を知る)などがあるので、クラスに戻ったときに下の子どもたちに経験したことを伝えたい気持ちの表れと理解しているものの、複雑な気持ちになりました。
小学校でも英会話や道徳、ダンスと年々増え、のびっ子(学童保育)に帰ってくる子どもの時間が遅くなっています。また、タブレットによる反転学習など、自宅学習の充実も話題となっています。
教育熱心な韓国でも、子どもへのゲームやテレビには厳しく制限をされていたものの、自宅でのパソコン学習(E-ラーニング)の延長で、急速にスマホが普及したため、2割以上の青少年がネット中毒に侵され、社会問題化しているとも聞きます。
忙しいという字は心を亡くすと書きますが、スマホや携帯によるつながりっぱなしの日常生活から解き放されることを意識しなければならない現実社会を思うと、キャンプなどの現体験の楽しさ、言葉と体を使って仲間とつながる楽しさを保育園のなかでたくさん経験することの大切さを実感しています。
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