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新しい年が自由民主党の勝利でスタートしました。未来を担う若い人や子どもに手厚い施策を期待しています。民主党ではなく自由の言葉が付くことの意味は何なのか、維新が明治の始めと同じ様な改革の必要性を訴えて立ち上がった党だけに、自由の言葉の意味や歴史を噛みしめる必要を感じています。
イギリスの劇作家が「自由は責任を意味する。だからこそ、たいていの人間は自由を怖れる。」という言葉を残しています。今年は戦後70年の節目をむかえます。多くの犠牲者を伴う敗戦のなかで得た貴重な自由というより、終戦で外国から上から与えられた当たり前の自由のためなのか、「何をしてもいいんだろ」の考え方が、子どもたちに根づいてしまったとしたら大変心配です。自由が万人に与えられているものとしたら、自分だけでなく他人にも自由があり、お互いに認め合うもので、決して他人の自由を侵してはならないことを伝えたい思っています。
とかく決められたこと行うのは楽ですが、あゆみ保育園では、多様な人間関係と自由遊びを大切にしています。また10年前から取り組んでいるプロジェクト保育の基本は、自己選択と自己責任です。
欧米に追いつけ追い越せの時代から、今後は自由な創造力とグローバルな人間関係づくりが必要な時代となっています。自由を与えたり取り上げたりするものでなく、自らの意志で、そして他人との関わりのなかで勝ち取るものであることを、幼い頃からの習慣として育んでいきたいと思っています。
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