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卒園が近づくと「これからもずっと友達でいて欲しい。」と「なかま」ということを意識します。
一方これから益々グローバル化する時代、活躍の舞台である世界の国々からみると、日本人は島国で育ったためか、まだまだ自分たちから境界線を作ってしまう傾向があるようです。あゆみ保育園の仲間も大切ですが、「もっと多くの友達!」を意識して欲しいと思っています。
先日の新聞に、米国で教鞭をとっておられる日本の数学者の言葉に「数学の力では日本の学生に比べ劣るむこうの学生の方が、論理的思考についてはよく訓練されていて、議論すると太刀打ちできない。」とありました。
またある本に「相手が話している文脈と自分が話している文脈をからめる能力を文脈力と言って、文脈力は感覚的なもので一般に認識されていないが、団体スポーツをするのに不可欠な技術と同じようなもので適切な訓練で高められる。」とありました。
現代は創造的で共同作業が多く、お互いにやり取りをして刺激しながら高めていく能力が不可欠です。保育園では異年齢やプロジェクト保育を通して、どの子も育ちが違うように多様な考えがあることを認識し、相手との対話から学び取る力を育んできました。卒園児の活躍を楽しみにしています。
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