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子どもの時、とりわけ小学校時代の道草にはたくさんの思い出があります。寄り道をしながら地域を知り、そこに住む人と話をしたことが全て勉強でした。家に帰ってからも地域の子ども同士で遊んだ記憶が現在の人間関係につながっています。放課後の学童保育(のびっ子)もクラスを超えた地域の友達関係を育む機会となっていますが比較にならない学びがありました。
一方、今ではいつの間にか、登下校の通学路でさえ安全安心が求められているため、地域の人々との会話すら夢物語になっています。地域の大人が同じ地域の子どもを知らない現実があります。
時間、空間、仲間の「三間」を失ってしまった子ども達に意図的に遊びの空間や散歩、異年齢保育を通して、多様な価値観、地域への愛着、健康な体作り等を、新しく開設することになった渋川の地で貢献できればと思っています。
今月になってようやく園庭も整備でき、部屋の環境にも慣れてきましたので、園庭での遊び、散歩に出る機会を増やし、暖かく声を掛けていただいている地域の人々とつながりが深まれば幸いと思っています。
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