あゆみだより

11月の予定表
7日 製作展/バザー
9日 年長児部屋移行
12日 フレンズ体操
17日 誕生会
18日 園医検診 渋川(19日)
20日 サッカー教室(4歳)
25日 エイスクウエア花植え(5歳)
27日 避難訓練

 

心と体を科学する
先月は多くの園児が運動会で頑張った姿を認められ、一段と自信をもった子どもに成長しました。加えて年長児は電車とバスを乗り継ぎ三上山登頂も果たしました。経験の一つ一つの積み重ねが心も体も一段と豊かでたくましく成長した子どもにします。
 乳幼児期は論理的に伝えることは難しく、言葉で説明して理解させようとしても無理で、実際のものを見て、声を出し手足や体を動かし自分の意思で行動すること、すなわち五官を使って覚えることで学びます。
 運動能力が戻ってきたと言われている子ども達ですが、立ち幅跳びやボール投げが極端に不得意な子どもも増えていると言われています。幼い時の経験不足は思わぬ落とし穴となって現れ、苦手意識を助長するようです。
 遊びを通して屋内でもできる「走・投・跳・打・捕・蹴・組・リズム・バランス」などの基本動作を身につけることを意識し、しなやかな身のこなしができる子ども、運動好きの子どもにと願っています。
 「勉強は頭を使って覚え、運動は身体を使って覚える。」は思い込みで、「運動能力と学力は比例する。」いわゆる相関関係にあることが最近の研究で明らかになってきました。肥満や小児糖尿病が増え続ける先進国では、勉強か学力かの二者択一でなく、勉強の前に体育を行うことを必須にする学校まででてきました。「運動したほうが勉強もできる。」昔の言葉で文武両道が見直されてきました。運動をつかさどる脳の神経回路をたくさんつくったかどうかが巧みに身体を操ることにつながり、この神経細胞の発達が著しいのが、「ゴールデンエイジ」と言われている3歳から小学校の低学年のこの時期です。
幼児期のさまざまな経験は生活そのものであり、生活は遊びでもあります。なんとなく遊ぶのではなく遊びを体系化し、その遊びの内容を科学することは、養護と教育の一体化、保育の主体性に添うものであると思っています。遊びを科学すること(生活の基本、運動の基本)、幼児期に身につけてほしい経験、運動能力を体系化することに改めて力を注ぎたいと思っています。

 



copyright (c)2001-2011 caguya corporation All right reserved