あゆみだより

12月の予定表
  5日 発表会 (2歳児、3ー4歳児)
10日 フレンズ体操 渋川(8日)
12日 冬の大掃除
16日 お餅つき  渋川(17日)
17日 キッズサッカー 渋川(3日)
21日 避難訓練 渋川(25日)
22日 誕生会
 
 

 

アクティブラーニング
   今年は、渋川あゆみ保育園が開園し、駅前の待機児童解消に少しは貢献できるようになりました。また四月には、子ども子育て支援新制度もスタートし、小規模保育事業等の低年齢児(0から2歳)を中心とした施設が全国に数多くできましたが、かえって潜在的な保育ニーズを喚起したのか、年々減っていた待機児童数が増加に転じました。但し、地域によっては少子化の影響で保育園でも定員が割れ、幼稚園や小学校は統合や閉鎖される現実もあります。
 また、新制度のもうひとつの柱である幼保一体化による学力の補償と小学校への接続をスムーズにするアプローチプログラムという就学前保育もスタートしました。幼稚園だから保育園だからではなく、「教えなければ育たない」や「遊んでさえいれば育つ」といった考え方ではなく、「遊びを通して学ぶ」の環境をより高めていくことが重要となってきました。
 先般、県の公開保育に於いて、「ただ座って先生の講義を聞いているときの脳の活動は、眠っている時と同じである」との研究発表は衝撃的で、「教師が教えるだけ」の授業ではなく、全員が解かるまで級友同士(グループや異年齢)で意見や考えを交換し合い、また学習を振り返ったりと子ども達が主体的に学ぶ「アクティブラーニング」が教育の大きな柱となっています。あゆみ保育園の異年齢保育やプロジェクト保育と繋がるテーマでもあります。
 この様な時代背景のなか、子どもの主体性の発揮や子ども同士の関わりを保障していく上で、特に大切なのが言葉と運動です。遊びが減っているなかで体の動きの基本、体幹を押さえること、人と人との相互理解をはかる大切な道具である「言葉」を深めることです。英語で自らの意見を伝えるにも、発音や聞き取りだけでなく、相手のその時の感覚や思考法を知らないと正確には伝わりません。お互いの違いを認め、受け入れ合うコミュニケーション力は、子ども時代に培って欲しいテーマです。とりわけ世界のなかで自尊感情が低いと言われている最近の子ども達を、「譲り合い、分かち合い、感謝の心を持っている」と言われてきた日本人の伝統を引き継ぐ、夢と希望に溢れた子ども達へと育てたいと思っています。
 
 

 



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