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社会に目を向けると「少子化、少子化」と言われ、子育てをしやすいようにと、諸手当が出されたり、子育てに優しい環境にと多方面で環境が整備されています。また、待機児童改善のため新しい園が建ったり、保育の制度が変わろうとしています。私はかねてから親のためになることは子どものためになるという信念のもと保育してきました。しかし、今掲げたことは親中心でイコール子どもへとは行かないのではないかと思うのです。親を助けることを基本に置き、子ども達の方に目を向けると「保育園の子どもの声がうるさい」と言われ、近所とのお付き合いが難しいと悩んでいる園の先生方がいると聞いた事があります。また、公園で遊ぶ子ども達に大人は規制を加え、遊べなくしていると言います。
子育てに優しい社会、子ども達の為にと言いながら一方では、自分の子としか考えない大人が子ども達のこれから育とうという芽を摘んでいるのです。子どもは自然の中で自由な発想のもと、のびのびと遊び人格形成をするのです。心の無い大人に怒りと悲しみを感じます。 |
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